純情25

綺羅星さまにて提供しています純情25に2007年5月〜6月にチャレンジしたもの。
1本1本がかなり短いですので、1つのページにまとめました

提供元 → 綺羅星-Kiraboshi-

※こちらは、挿絵を蒼太に執筆していただいたことがあります。オフラインにて発行(再版 不可)



お題一覧

題名 作品概要 更新日
 1.行ってきますor行ってらっしゃい      エゴ
弘樹視点
2007.5.20
 2.兄弟 ロマ
秋彦視点
2007.5.20
 3.泣き顔 テロ
宮城視点
2007.5.20
 4.好きなひと エゴ
野分視点
2007.5.20
 5.雨の夜 ロマ
美咲視点
2007.5.20
 6.合鍵 テロ
忍視点
2007.5.20
 7.本のしおり エゴ
弘樹視点
2007.5.20
 8.白シャツ ロマ
秋彦視点
2007.5.23
 9.ヤキモチ テロ
宮城視点
2007.5.23
10.恋心 エゴ
野分視点
2007.5.25
11.日曜日 ロマ
美咲視点
2007.5.26
12.手 テロ
忍視点
2007.6.2
13.独り占め エゴ
弘樹視点
2007.6.2
14.名前を呼んで ロマ
秋彦視点
2007.6.2
15.温泉 テロ
宮城視点
2007.6.2
16.花束を贈る エゴ
野分視点
2007.6.3
17.雪 ロマ
美咲視点
2007.6.3
18.「好き」 テロ
忍視点
2007.6.9
19.あなたがいちばん エゴ
弘樹視点
2007.6.16
20.キラキラ ロマ
秋彦視点
2007.6.16
21.走る テロ
宮城視点
2007.6.16
22.肩を並べて エゴ
野分視点
2007.6.17
23.手紙 ロマ
美咲視点
2007.6.21
24.愛するということ テロ:忍視点 2007.6.21
25.ただいまorおかえりなさい エゴ
弘樹視点
2007.6.22

SS一覧

1.行ってきますor行ってらっしゃい


「行ってきます」

「ああ。行ってらっしゃい」

「あ、忘れ物してました」

そう言ったかと思えば、
唇をあっという間に奪って

「お、まえっ!?」

どんっと突き放せば、

「行ってきますのキス、忘れてました」

そう言って、
にっこり笑うから……

怒る気も失せた。

「さっさと行け。ばか」

「はい」

背中を見送って、
見えなくなってから

唇に、指で触れる。

唇に残るのは
野分の熱・・・・・・


2.兄弟


孝浩を知って

はじめて
「兄」を、知った気がする。

兄としての憧れが先だったのか、

恋愛が先立ったのか

もう、わからない。

ただ、わかるのは、
孝浩のことが

好きだということ。

大事だということ。



「ウサギに一番に報告したかったんだ」

時に残酷に

「おめでとう」

言葉は、
胸を突き刺す。


はじめて
「兄」というものを教えてくれた
大切な、

親友。



ショックを受けて
電話した
一言、二言
話しただけなのに、

「ありがとな」

心配して
駆けつけて

「心配して、きてくれたんだろう?」

兄弟みたいに
一緒に過ごした
幼馴染。

ありがとう。
弘樹。


3.泣き顔


ぼろぼろと
目から零れ落ちはじめる涙

「う゛……、う゛う゛お゛……っ」

本当に
男らしい泣き方をするやつだよな。

でも、
それでも、可愛いなんて
思ってしまうあたり、

「ほら。ティッシュ」

重症だなぁ。
俺も

「ぼっぐずごど!」

「はいはい」

そう言いながら
顔を拭いて

軽く触れるようなキスをする

「っ!?」

「止まったろ?まだボックスいるか?」

「いらないっ!」

朱色に染まった顔も
また、可愛いな。

って、ほんとうに
重症だよ、俺は


4.好きなひと


好きだから……
傍にいたい


久々に会えたけれど
ろくな会話がない。

でも、それでも
わざわざ自分の部屋から
本を持ってきて

こうしてリビングで、
俺の隣に座って
本を読むってことは、

ヒロさんも
俺の傍にいたいって、
そう思ってくれてるんだって

思ってもいいですか?


うとうとしてきて
こつんっと肩にもたれかかって

「野分……?」

名前を呼ぶ声が
聞こえたけれど
なんかもう
目をあけることもできない。

こつんと頭がぶつかってきて

「おつかれ。野分」

その声に
なんとなく安心して
そのまま眠りについた


5.雨の夜


降り続く雨は
さらに部屋を暗くしていた。

「えっと、あ、相川さん。お茶、お茶いかがですか?」

「……いただくわ」

それもこれも
全部。
ウサギさんのせい。

ウサギさんが、
締め切りを守らなくて
もう後がないほど
追い詰められている、らしい。

「雨、止まない、ですね」

「……」

疲れているのか、会話ができない。

ウサギさん、早くしあげろよ!!

俺は、何もできないけれど
でもこのまま
部屋にももどれない

相川さんとリビングで
ひたすらウサギさんがでてくるのを待つ。

雨の夜。

ひたすら、待つ。
会話もろくになく


兄ちゃん。
どうやれば、ウサギさんに
締め切り守らせられますか?

教えてください
この夜はかなりつらかったです

美咲

6.合鍵


合鍵を渡したのに

宮城は
一度だって
それを使って
こっちにこない。

いつだって、
俺が押しかけて

なんだよ。
宮城のばかやろう


忙しいのは
わかるけどさ。

でも、
一回ぐらい
使ってくれたって・・・・・・


「あ。帰ってきた」

隣のドアが開いたのに
気がついて

慌てて
隣に急いで、
チャイムを鳴らして・・・・・・


て、これがいけないのか?


7.本のしおり


本にはさむのは
別になんでもよかった。

たいていすぐに
1冊読んでしまう為
必要ないといえばないものだから。

だから、適当なものをはさんで
後で気づく。


「あ・・・・・・」

久々に開いた本から出てきたもの

それは

幼い頃の思い出。


緑と青と白のトンネルの秘密基地

いつの間にか行かなくなった
秘密基地の緑の葉っぱを
紙に押し当てて作ったもの

「なつかしいな」

小さく笑って
また本にはさむ。

ここなら絶対に、
なくさないから

辛かったとき
しんどかったとき

通った秘密基地の思い出。

思い出は、本と共に。



8.白シャツ


お前が似合うって
言ってたから

だからいつも
着ることにした

「お前、極端すぎ」

幼馴染みの苦笑混じりの声

「人の勝手だ」

クローゼットいっぱいにかけられた

白一色の、シャツ


「ウサギ、白いシャツびしっと着こなして
かっこいいよな。似合ってるよ」


9.ヤキモチ


ヤキモチをやいてくれるのは
好きだ
と言ってくれているのと同じ意味

ほんと可愛いな

ヤキモチをやいて
拗ねてるお前は

頭をかるくなでる

「またガキ扱いかよ!」

そう怒鳴る忍に

「違うよ。前に言ったろ?」

笑ながら

「忍。お前が一番だって。
その一番に、好きって言ってもらえて嬉しいんだよ」


10.恋心

はじめは、
この気持ちが何なのか
わからなかった

ただ・・・・・・
あなたと一緒にいたくて
声が、聞きたくて

傍にいると時間が早くて
少しでも長く
少しでも多く
一緒にいれる時間がほしくて
バイトを減らして
かわりの割のいいバイトを入れて
時間を、つくる。


この心に気がついたのは
しばらくしてから。

「幼なじみなんだよ」

そう、答えられたとき。

すとんと落ちてきた答えに納得する


恋なのだと


自分すら気づいていなかったのだから
相手が気づいているわけがない



無防備に眠るあなたの顔を見て

気づかれなくても、いい。
このままいられれば、
それだけでいい。

そう思っていたのに

「あきひこ」

あなたの口からこぼれた言葉に

心が、



こんな気持ちは
はじめてだった

欲しい。
全部、あなたのことが。

誰にも
渡したくない

心も、
身体も、
すべて

あなたのすべてが
欲しい。


11.日曜日


日曜日
バイトも今日は入れてない


ウサギさんも
昨日、地獄の日々が終わり、
今日は、暇のはずだ



だから
ウサギさん
今日は


部屋をかるく開けて
覗いて声をかける

「ウサギさん」

「なんだ」

「あの、その。教えて、欲しいんだけど」

「ああ、いいぞ」

あっさり言葉が
返ってきて

「おわ!?うさっ!」

ベッドに押し倒されて

「何を、教えて欲しい?」

慣れた手つきで
ボタンが外されていく

「やめっ!ウサギさん!!まじ今日は勘弁」

「なんで?」

「俺、まじやばいんだよ〜!!
留年しちまう!授業わけわかんねぇんだよ〜!!
勉強教えて!兄ちゃんに迷惑かけらんねぇ!!」

「…わかった。また英語か?」

「英語にドイツ語にそれから…」

わからないものが
ありすぎて
わかりません

てんてー

12.手



手を繋ごうとして
手を延ばす

「どうかしたか?」

急に振り向くから
慌てて
手をひっこめた

「なんでもねぇよ!」

「そうか〜?」

ぽんぽんと
頭をなでる手が
優しくて
大きくて

でも、素直には
なれなくて

「頭叩くんじゃねぇよ!」

「はいはい」

手が離れて

「ほら、忍」

目の前に
差し延べられて

「手。つなぎたかったんだろう?」

13.独り占め


明日。
久々に休みが重なる

「どこにいきたいですか?」

そう問われるから

「いつも俺の行きたいとこばっかにするんじゃねぇよ。たまには自分で決めろ」

「じゃあ」

めずらしく
そう言うから

「どこだよ」

「誰にも邪魔されずに、いちゃいちゃできる……」

「はぁ?」

な、何を言い出すんだ
コイツは

「この部屋で」

赤面してくのがわかる

「あなたを独り占めさせてください」



明日は部屋で
野分を、独り占め


14.名前をよんで


呼ばれ方なんてものは
どうでもいい

好きなように
呼べばいい

「ウサギさん」

そう呼ぶのは
美咲

「秋彦」

そう呼ぶのは
小さな頃から
俺を知っている
弘樹。
それから家族や井坂さん

「ウサギ」

そう呼ぶのは
孝浩

ただ好きな人が呼べば
それが一番の呼び方
それが一番嬉しいから


「     」


だから、好きなように
呼べばいい


15.温泉


「いい湯だな♪っと」

手拭いを頭に乗せて
温泉の中で
手足を伸ばす

「まるで貸し切りみたいだな〜」

まだ夜中ではないのに
誰もいない

「酒ももってくればよかったな〜」

いい月見酒に
なったのになぁ

大きな窓から
覗く月は綺麗だ

「今度、忍を連れてきてやるか」

綺麗な景色だしな


16.花束を贈る


花屋でバイトをしてるから
花束を贈る人は
よく見る

理由は
感謝の気持ちだったり
おめでとうの気持ちだったり

相手に対して、
その気持ちを込めて贈る

それだけの行為だけど
それぞれ
素敵なドラマ(背景)が
そこにはあって

だから受け取った人が
幸せな気分になればいいと思う



「ヒロさん!?どうしたんですか!?」

「花を頼みにきたんだよ。仕事しろ、ボケ」

「あ。そーですか。えっと、どんなのを?」

「ん〜。普通人に贈るのって、どんなのだ?」

「どなたに、どんな理由でですか?それによって違うかと」

「ああ。秋彦に。受賞おめでとうってだけ」

「宇佐見さん、何か賞とられたんですか」

「そう」

「そうですか。じゃあ、俺に任せてください」

「ああ。じゃあ、5000円以内で頼む」

「はい」

任せてください
思いっきり気持ちを込めて
贈らせてもらいます


17.雪


窓の外の銀世界は
とても綺麗

「あ!」

アレつくろーっと!


ベランダにある雪を集めてつくる

「何をしてるんだ?美咲」

「よし。完成」

立ち上がって
ウサギさんの目の前に
差し出す

「じゃーん!!」

「なんだ?それは」

白い身体に
紅い目
緑のお耳

「雪ウサギ」


18.「好き」


食事の後

「宮城」

名前を呼んで

「なに?」

「キスしたい」

告げた言葉に
宮城が固まる

「今、ナニカ言イマシタカ?忍チン」

「カタカナで返答するなよ!」

人が必死で
紡いだ言葉なのに

「いきなり何だよ」

「『好き』だから」

だから

キスしたい

そう思っていたから

「……お前は」

くいっと顎が
持ち上げられて
唇が重なった


19.あなたがいちばん


朝、目が覚めると
天井が視界に入り
昨日のことを
ぼんやりと思い出して
横になったまま
辺りを見回した

「…………」

隣りをみれば
自分を抱きかかえるように
眠っている野分。

「……たまには、いいか」

そうひとりごちる。

眠っている野分は
穏やかな表情をして
軽い寝息を立てている

いつもいつも
翻弄させられるばかりで
朝も野分の方が先に
目を覚ますことが多くて
ちょっとだけ
悔しい思いをしていた

でも、今は違う。
野分は眠っていて
自分は起きている。

絶好のチャンス。

頬を突いたり
胸に触れたりして楽しむ。
普段は、ほぼ一方的に
されているのだから
たまにはいいだろう。

「ヒロさん」

名前を呼ばれ
次の瞬間には
両手首をまとめられて
頭上に縫いつけられた

「のっ……のわきッ!起きてたのか!?」

「朝から何してるんですか?
昨日足りませんでした?
だったら、こんなことしないで、
したいって起こしてくれればいいのに」

真っ赤になって、
首を左右に振る。
そんなつもりで
悪戯みたいなことを
していたわけではない
触れたかった
ただそれだけ。

「………ちがっ!」

逃げだそうと
もがくけれど
押さえつける手は
強くて……

「ちょッ!!野分!離さんかっ!!」

「ヒロさん。俺を、欲しいって言って」

少し意地悪な笑顔を
浮かべる野分に
真っ赤になって

「……誰が言うか!!」

そう答えながら

それでも
好きだから
お前が俺の中の一番だから


だから
ちょっとだけ
されるであろう行為に
期待、して……

「ね、ヒロさん」

おまえが
いちばんだから

「好きです」

近づいてきた唇が
重なるちょっと前に

「俺も、好きだよ」

そう、告げて
目を閉じて
キスを受け入れた


20.キラキラ


キラキラと目を輝かせて

お前が笑う

「ウサギさんっ!!!」

「はいはい。今度はなにに感動したんだ?」

「お風呂にライオンがあるっ!!」

こいつは本当に、
目をきらきら輝かせて
よろこぶから
「ごーじゃすっ!!」

「そうか」

つれてきて
本当によかったと思う


キラキラ
キラキラと輝くその瞳に
映る世界に
お前は俺を連れて行く

お前は
変わらずに、いてくれ
そのままでいればいい


21.走る


「忍っ!こら!!」

精一杯 走るけれど
若い忍に
追いつくわけもなく

「待たんか!!」

息切れして
走れなくなる

「ま、て、てば」

こんなことなら
一緒にやるなんて
言わずに
やめさせれば
よかった


「ジョギング?」

「そう。夜」

「やめなさい」

「どうしてだよ」

「どうしてって」

夜にジョギングかぁ

まぁ、いい
どうせだから
体力造りしますか

「わかった。俺も一緒にやるから。一人で夜出歩くな」



「ったく。おじさんのことを少しは考えて走れ」

悪態をつきつつ
忍の背中が
見えなくならないよう
再び足を前に出して
走り出す


22.肩を並べて


いつになったら

あなたの背中を
追いかけずに
すみますか?

いつになったら
あなたと
肩を並べて
歩けますか?

いつになったら
あなたを
支えられる男に
なれますか?


たった4年
されど4年

4年の差は
大きいけれど
早く、貴方に
追いつきたいから


「野分?」

「あ。すいません。なんですか?」

くしゃと頭を
撫でられて

「あ、あの?」

肩に顔を預けられて

「お前さぁ」

「……はい?」

「がんばり、すぎるなよ?」

「あ……。はい」

あなたを
この腕の中に
抱き締めて

「…っ!!野分っ!いたいっ!少し、緩めろっ!!」

「離したくないです」

「野分!!だから、別に離せとは言ってないだろう?
少し緩めろって。痛い」

「……はい」

少しだけ
緩めたら

そっと背中に
手が回ってきた

「今日だけ特別。お前、がんばってるから」

「ヒロさん……」


大好きです
あなたが

だから
あなたと……
肩を並べて
歩きたい


23.手紙


ウサギさんが
自らの手で
毎回、本を出す度に
誰かに送っている

いつも本だけを
封筒に入れて
住所を書いて
送ってるみたいだから

「ウサギさん。一言ぐらいでいいからさ、手紙入れたら?」

そう、進言してみる

「なんで?」

「なんでって…」

毎回、自分の手で
送るぐらいだから
大切な友達なんだと
そう思うんだけど
違うのかな?

「美咲がそうしろというならするが」

「あ。いや、その無理にする必要はない、と思う、けど」

慌てて手と首を
横に振る

「ならいらないな……。今まで入れてないのに急に入れると変だろう」

そりゃそうだ

「ああ。でも今回は入れてやるか」

そう言って
ウサギさんは
笑いながら
ペンを走らせて
手紙を書いている。

何が楽しいんだか


でも何の本を
送るつもり……?

ん?
秋川弥生
純愛エゴイスト2

……いったい
どんな友達なんだよ。
宇佐見秋彦 名義だけじゃなくて
秋川弥生 名義の本迄
送るなんてさ……

24.愛するということ


時に苦しく
時に優しく

俺のすべてを
宮城は
抱き締めてくれる


「宮城」

俺もいつか
そういう風に
抱き締めたい

「もぅ」

「まだダメ」

耳に響く声は
言葉とは反対に
優しくて

「……ネムイ」

「ったく。しょうがないな」

溜め息とともに
くっと顎を
持ち上げられて

「みやっ!?」

口に入ったのは
ガム。
しかも
ブラックブラック

「う〜」

目は覚める、かもしれないけど
口の中が……

「ほら、続き」

大学を行きながら
文学を学ぶとは
言った
言ったけど……


文学を
勉強するの
たい、へ……ん


「忍?」

聞こえる声は
優しくて

「ったく」

包まれる温もりは
心地よくて


宮城……

好き

愛してる


25.ただいま or おかえりなさい


ただいま

と言えば

おかえりなさい

と言われる


ただいまです

と言われれば

おかえり

とかえす

他愛のない
ただのあいさつだけの
会話だけど



それだけで
なんか安心する



けれど……

帰ってきたら
速攻で
抱き締められて

「んぅ……、ン……」

キス、されて

「……あ」

腰を抜かして
しがみつく

真っ赤になって
にらみ付ければ

「可愛い」

なんて言いやがるし

「お前はっ!『ただいま』の挨拶ぐらいまともにさせろよ!」

「だって、久々なんですよ?速攻でヒロさんを味わいたいです」

「なっ!?」

「ただいまの挨拶なんて、待ってられません」

抱き上げられて
ベッドまで運ばれて

「ちょ、こらっ!!」

「好きです」

朝まで……
その腕の中で
愛されて……